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2025.08.01ブログ

みんなワンワン?(中野島教室☆言語発達のおはなし)

「うちの子が単語を話せるようになったのはうれしいけど
動物を見たら何でも「ワンワン」と言ってしまうんです。
間違えて覚えてしまっているのでしょうか❓」

 

そんなお悩みを耳にすることがありますが
実はこれは、言語発達の専門書にも明記されているくらい
ごく自然な発達の過程と言えます

 

語彙の発達では
ただ語彙数が増えていくだけではなく
語の質の変化も起こります

 

そのひとつが
🌟「過大般用から標準的な使用への変化」です

 

この「過大般用」というのはまさに、
動物を見たら何でも「ワンワン」🐶と言うように
1語を、通常の使用範囲を超えたものにまで用いることです

 

また、お願いする時には何でも「あけて」と言うなど
動詞の過大般用もあります

 

しかし
動物を見たら何でも「ワンワン」🐶と言っていたお子様は
やがて
動物の種類ごとに「ワンワン」🐶、「ニャーニャー」🐈、「ガオー」🦁
などと単語を使い分けられるようになっていきます

 

獲得語彙が増えるにしたがって、過大般用は減っていくのです
知っている言葉や言える言葉が増えれば
そのぶん的確に表現できるようになっていくのですね

 

本日のマメ知識はここまでです
次回の更新もお楽しみに🎵

 

参考文献:石田宏代 石坂郁代編

『言語聴覚士のための言語発達障害学 第2版』

医歯薬出版株式会社

 

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

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