2025.09.13お知らせ
歯医者さんでの出来事(中野島教室)
ある日の歯科検診でのことです。
となりの診察台からこんな声が聞こえてきました。
「1,2,3,4,5、・・・・10」
お母さんと歯科医師、歯科衛生士さんが小さなお子さんを囲みながら、
声を合わせて数を数えていたのです。
特に印象的だったのは、お母さんの声かけでした。
ひとつの処置が終わるたびに、
「上手だね」
「ちゃんとできてるよ」
「かっこいいね」
と、前向きな言葉をかけていたのです。
この様子は、ABAの療育で私たちが心がけている「良い行動を引き出すための褒める言葉」と
同じで、とても親しみを感じました。お子さんは泣くこともなく、落ち着いて診察を受けられていいました。
歯医者さんへお子さんを連れて行くのは、多くの親御さんにとって大変なことです。
泣いて嫌がったり、診察室に入れなかったりすることもありますよね。あの日の親子さんも
きっとそんな時期を乗り越えて、少しずつ落ち着いて受けられるようになっていったのではないかと
思います。とても素敵な光景でしたので、ご紹介しました。
私たちも日々の療育の中で、
「あなたのがんばりをちゃんと見ているよ」
「上手にできてるよ!」
「こんなふうにお話しができるんだね」
「かっこいい!」
そんな気持ちを込めて、お子さんと関わっています。
てらぴぁぽけっと中野島教室
~将来につながる力シリーズ~