お問い合わせ

お知らせ&ブログ

2026.09.08ことば

ST関ブログ:「遊びについて(前半)」

夏休みが終わり少しずつ就学など来年度にむけて本格的に動き出していく時期ですね。

さて、今回のテーマは「遊び」です。心理学の分野では、「遊び」についても様々な研究がされています。

 

子どもの発達段階を見ていく上で遊びについて考えた心理学者としてよく挙げられるのが、ピアジェやパーテンです。ピアジェは「認知機能の発達」、パーテンは「社会性(関わり方)の発達」に目を向けて遊びを分類しています。前半はピアジェ、後半ではパーテンの話をしていきます。

 

「遊び」について、ピアジェは以下の3つを挙げました。

・機能遊び…実際に身体を動かす、身体機能を使う遊び(例:ハイハイ、つみき、ボール)

・象徴遊び…おままごとなどの見立て遊び(例:積み木を家に見立てて遊ぶなど)

・ルールのある遊び…ルールに従って行われる遊び(例:鬼ごっこ、トランプなど)

などです。

 

「機能遊び」は、実際に体を動かしながら遊び、振ると音が鳴る、壁の向こうへ飛んで行ってもそこにボールがある、など遊びを通して理解していきます。

この後にお伝えする象徴機能やルールの理解が難しい0歳から2歳までの遊びは基本的に、この機能遊びが中心となります。

 

続いて「象徴遊び」ですが、「ブーン」といいながら動くものは車、「ワンワン」と鳴くのは犬、などのように物に名前がつくことを知った子どもたちは、それらを手元の積み木やおもちゃで見立ててイメージ(象徴)する力がついてきます。この象徴遊びは2歳頃から見られるようになっていきます。

 

最後に「ルールのある遊び」ですが、社会性や論理的思考が育ってきて、あらかじめ決められた集団のルールを守って競い合うのは7歳頃からできるようになっていくと言われています。

年少さんや年中さんの時点でも兄弟児がいて競い合う場面や、かけっこなど勝ち負けのある遊びが好きなお子さんもいるかもしれませんが、自分ルールを突然、追加したり負けそうになると泣いてしまったりとルールを守ったり、勝ち負けを受け入れるというのは、まだ難しい事がほとんどです。

 

「ルールのある遊び」をしていく中で、子ども同士はお互いの意見を通そうと衝突する事が多々あります。しかし、それでは思い通りにはならず、そもそも「じゃあ、やらない」と遊びを断られてしまう事もあります。その為、大人が間に入り折衷案を出すこともありますが、その前に子供自身に「どうしたらよかったのか」を考える機会を与えても良いかもしれません。

 

相手にも意思があり、自分の意見がすべて通ることは当たり前ではない、ということを知る。ピアジェはこれを「脱自己中心性」と呼び、就学の7歳に至るまでに他者の視点を獲得していくとしています。

 

お友達とのやり取りについて課題があると考えられるお子さんもいるかもしれません。

ただ、上記について知ることでルールを守る・勝敗を受け入れる為には、「そもそものルール理解ができているのか」「他者視点は獲得できているのか」「脱自己中心性はできているのか」様々な視点で掘り下げていく事も重要であると考えられます。

 

園での様子や教室での様子を共有し、これらを一緒に考えていく事で、ご家庭での声の掛け方や教室での支援方針も前向きに定まっていくと思います。

 

てらぴぁぽけっと東門前教室 ST

Aクール 10:00-12:00

Bクール 13:00-15:00

Cクール 15:00-17:00

お気軽に見学・ご相談お待ちしております。

PAGETOP